2009年02月15日
WA vs マルシン(ワルサーPPK/s)
以前WAのPPK/sを紹介した記事で、「スライドの上下幅が実銃より広く、グリップが短いので頭でっかちのアンバランスな印象になってしまいました。」と書きましたが、実際にマルシンのPPK/sと比べてみました。
左がマルシンで右がWAです。
比べてみるとやはりWAのほうがスライドの上下幅が広く、さらにフレーム上部も高くなっていることが判ります。(本当は実銃の写真との比較もしたいのですが、ネットで拾った画像を使うと著作権的に問題があるので、詳しく調べたい方はご自分で検索してみてください。)
ただし、WAが全くダメなわけではなく、トリガーガードの形状やスライド後端のカーブはWAのほうが実銃に近い形状をしています。(まあ、カーブの解釈に問題があるのは原型の設計者である故六人部氏の悪い癖でもあるんですが…)
その他、マルシンのPPK/sはトリガーの位置が実銃よりかなり前に出ているという問題もあります。
これについては次回「スズキ vs マルシン」に続きます。
左がマルシンで右がWAです。
比べてみるとやはりWAのほうがスライドの上下幅が広く、さらにフレーム上部も高くなっていることが判ります。(本当は実銃の写真との比較もしたいのですが、ネットで拾った画像を使うと著作権的に問題があるので、詳しく調べたい方はご自分で検索してみてください。)
ただし、WAが全くダメなわけではなく、トリガーガードの形状やスライド後端のカーブはWAのほうが実銃に近い形状をしています。(まあ、カーブの解釈に問題があるのは原型の設計者である故六人部氏の悪い癖でもあるんですが…)
その他、マルシンのPPK/sはトリガーの位置が実銃よりかなり前に出ているという問題もあります。
これについては次回「スズキ vs マルシン」に続きます。
ベレッタM92F(ACG vs マルシン)
ベレッタM92FS(ACG)part2
ベレッタM92FS(ACG)
MGC COLT M1911A1(パーカーライジングモデル)
MGC COLT M1911A1
MGC フロンティア・ダブル・バレル・デリンジャー
ベレッタM92FS(ACG)part2
ベレッタM92FS(ACG)
MGC COLT M1911A1(パーカーライジングモデル)
MGC COLT M1911A1
MGC フロンティア・ダブル・バレル・デリンジャー
私はWAのモデルガンを持ってないので 今回の比較は勉強になりました。
画像からの目測ですが 2mm程の差は大きいですね。
ところで マルシン PPK/S→PPK加工(80年代定番工作)をした際 気がついた事を書きます。
加工後 床井雅美氏の著作「ワルサー・ストーリー」の写真を眺めていると、PP,PPK,PPK/Sなど スライド下(レール周辺)や「グリップとフレームの境界」のエッジ処理(エッジ処理の幅・長さ・角度 等)に種類がある事です。
指摘された解釈が製品に反映された背景には、複数の機種を資料として利用した為 整合が取れていないこと(六人部 氏はウィンチェスターのストックの例があるので お気に入りラインでかためた可能性もありますが…)
と 「手作業で仕上げをしている実銃のこと 製造時期や機種で工作仕様に差異があるため」に手持ち資料の機種と比較した際、微妙な差から違和感を覚えのではないでしょうか?
もっとも メーカーの模型化処理に対して、私が好意的過ぎるだけで、設計者のデッサンやバランス感覚が変な可能性もありますが…(笑
ところで 80年代マルシンPPK/Sのキットを組んだ際 スムーズに動かす為 チャンバーとバレルの根本上面を削って磨いた記憶があります。マルシン版はインナーフレーム関連は再設計されているのでしょうか?
長々とすみませんでした。
故六人部氏は「実際はこうだけどこっちのほうがカッコイイだろ」的な感じでラインを修正することがよくありますが(.45オートのスライドトップのアールを実際よりきつく取るなんて完全に確信犯ですから。)最終的には好みの問題だと思います。
スズキのPPK/Sがマルシンの販売になった際に大きな変更はなかったと思います。(取説の分解図もスズキ時代と全く同じ物が使われています。)
自分のマルシン版(完成品)PPK/Sもチャンバーのサイドが削られた痕があるので、単に金型の劣化ではないでしょうか。