2007年11月04日
間違い探し?(KSC G34)
一見、何の変哲もないKSCのG34ですが、KSC製品に詳しい方にはこの画像のG34はちょっと違和感を感じるかもしれません。
このG34はリアルポジションのトリガーでありながらフレームにGLOCKのロゴが入ってる製品化されなかったバージョンのG34なのです。
実銃のグロックはストライカーが後退して激発可能な位置にある時はトリガーが前進し、ストライカーが前進して激発できない安全な位置にある場合はトリガーが後退するという独特のトリガーシステムを持っています。KSCのGシリーズは、はじめにスライド、フレームともにGLOCKのロゴが入ったリアルな外見のG17とG34を発売しましたが、トリガー位置に関しては実銃通りではなく、ハンマー位置にかかわらずトリガーは前進したままでした。トリガーが実銃と同じ動きをするようになったのはG18Cからで、G18Cの発売と同時期に、G18Cのトリガーメカを使った改良タイプ(改良されたのはトリガーだけではなくブリーチブロックなど様々な小変更がなされています)のG17が再版されましたがG34のほうは再版されませんでした。
その後、「大人の事情」によって全モデルのフレームからGLOCKロゴが消えてしまいます。G34が新型メカによって再版されたのはその後なので、外見も中身もリアルなG34というのは結局発売されなかったわけです。
タネを明かせば、G18Cの発売直後に発売されたリアルフレームでリアルメカのG17のパーツを初期型のG34に移植しただけのことなんですね(笑)
(はじめはトリガー周りのパーツだけ交換するつもりだったのですが、どうせならということでフレームやブリーチブロックまで全て新型メカに交換してしまいました)
2007年11月04日
珍銃さんいらっしゃい(S2S デザートイーグル)
S2Sのデザートイーグル12インチロングバレル(エアータイプ)で、極初期のものになります。
これは現在流通しているS2Sのデザートイーグルとはまったくの別物です。このデザートイーグルはノーマルでは単発 です。バレル上面のチャンバー位置に穴が開いているのでそこから一発ずつBB弾を入れて撃ちます。また、スコープマウントベースの内部がマガジンになっているので、光学サイトを使えば連射することができます。
察しの良い方はお気づきかと思いますが、これはマルゼンのAPS-1と同じシステムなんです。
箱や取説にも「APS競技用銃」と書かれているので、メーカーの目論見としてはAPS-1のライバルとして売りたかったのでしょうか?(それにしては競技用銃に見えないとか、値段に比べて質感が低すぎるとか、ツッコミどころ満載ですが… )
量産品で12インチのデザートイーグルというのはこの製品だけなんですけどね… 。